CD「支倉常長讃歌」 海を渡る

支倉常長は仙台藩主伊達政宗公の家臣であり、政宗公の命を受け、スペイン国王、ローマ法王に謁見し、宣教師派遣・スペイン領国との通商を結ぶという目的で、1613年(慶長18年、常長43歳)180余名を率い、ガレオン船「サンファン・バウティスタ号」で、石巻市の月の浦港から出航した人物です。この使節は歴史上「慶長遣欧使節」と呼ばれます。

hasekuratunenagaこのCD「支倉常長讃歌」は2013年慶長使節出航400周年を機に、彼の人生、偉業を讃え、組曲として構成し、マンドリン・オーケストラで綴ったものです。

この400周年記念事業は、常長出帆2年後にローマ法王と謁見できたと言う事で、行政的に2013年から2年間(2015年まで)行われています。慶長遣欧使節出帆400年記念事業実行委員会による、昨年のスペイン訪問団に続き、今年はイタリア・バチカン訪問団が結成され、7/25~30に大統領府やバチカンの公式訪問を済まされ、親善に努められてきました。

italyその団員の中にCD「支倉常長讃歌」を作った時にコメントを寄せていただいたり、説明文をイタリア語翻訳する際大変お世話になりました、宮城ローマ倶楽部の高橋正道事務局長さんもおりまして、その高橋さんがイタリア語翻訳文付きの「支倉常長讃歌」を大統領府やバチカンの事務方に配布して下さいました。
※左図の資料をクリックすると、PDFファイルで拡大されます。

出発前からお話は頂いていましたが、向こうの関係機関にこのように手渡ししていただいたという事は大変光栄な事で、感謝でいっぱいです。直接ローマ法王に、宗教を超えて、ファシクラ弦楽旅団の演奏を聴いてもらえたらいいなという途方もない夢を見ていましたが、それは叶わないとしてもこんな形でCDが海を渡った事に、何かしら達成感を感じます。

私達録音に携わってきました、ファシクラ弦楽旅団の皆さんと共に喜びたいと思います。高橋さん有難う御座います。

ファシクラ弦楽旅団レコーディング 2013-02-24 320

 

 

 

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