ポルトガルギターの種類
ポルトガルギターの種類には2つあります。
一つはリスボン型で、調弦が1~6コースまでシ、ラ、ミ、シ、ラ、レ。
もう一つはコインブラ型で、調弦はリスボン型より1音(全音)低く、1~6コースまで、ラ、ソ、レ、ラ、ソ、ドです。
普通のギターで、6弦~1弦に向かってダドガド(DADGAD)という変則チューニングがありますが、これともちょっと違うようです。しかし何か関係しているかどうか?
ポルトガルギターは何故このようなチューニングなのか?1と2コース、4と5コースが何故1音しか違わないのか等、私自身理解できてません。あまり理屈は考えない方がいいのかも知れませんが、誰か御存知でしたら連絡頂けますとありがたいですね。
リスボン型はリスボンで歌う女性ファディスタの伴奏用に対応。コインブラ型はコインブラで歌う男性ファディスタの伴奏に対応する調弦になっています。しかし、現在リスボンでもコインブラ型をリスボン型調弦にし、女性ファディスタの伴奏をする事が多く見受けられます。とりわけ、どの楽器を使うか、特別決まりはないようです。
ギターを弾く側としては、コインブラ型の方がリスボン型より弦長が長く、その分フレット間も多少広いので、押さえ易いという感じです。ボディもコインブラ型の方がリスボン型より少し小さく抱えやすいので、小柄な私としては、コインブラ型を使用する事が多くなりました(この場合、調弦はリスボン型のように1音あげてます)。