初めてのポルトガルギター入手
私が好きなアーティストにマリオネットという、ポルトガルギターとマンドリンのユニットがおりますが、そこの事務所「オフィス・マリオネット」を通して2008年に、国産(石井栄氏制作)のポルトガルギターを購入しました。写真のようにリスボンスタイルのポルトガルギターです(後で説明しますが、ポルトガルギターにはリスボン型とコインブラ型の2種類があります)。
弦は6コースで、1コース複弦で全12弦(スチール)です。音程は1~6コースの順番でシ、ラ、ミ、シ、ラ、レです。特に3~6コースは各々1オクターブ低い音が出る太い弦を複弦に使用します。ポルトガルギターの調弦は、何故こういうふうになっているのでしょう。それなりの理由があるはずです。わかる人がいましたら教えて下さい。
クラシックギターやフラメンコギターを長年弾いてきた自分は、ポルトガルギターを触った瞬間、何だこれはと思いました。ネック表面が少し湾曲して、まず押さえにくい。左手の押さえる指は、指がそっちこっちぶつかり、音がうまく出ない。セーハする力が必要。左親指まで使う。右手の弾く指は、人指し指に自分で加工したピック(材質も鼈甲、硬質フィルム、ウルテム材等様々)をつけ、主にその指と親指を組み合わせて弾くのである。親指にもピックを付ける人も多いですが、私は付けないです。右手の形はリュート奏者のようになり、親指は手のひらの内側に入るように弾きます。とにかく、奏法は今まで弾いていたギターとはまるっきり異なるものでした。
マリオネットのポルトガルギターリストの湯淺隆さんには、コンサートにこちらに来た際、何度か御教授頂きました。その奏法はなかなか難しく、後は自分で練習あるのみと思いました。又、いろんな演奏家の音を聞いて、音楽性を感じ、模倣してみて自分で切り拓くことの必要性を深く感じます。
ポルトガルギターはマンドリンやバイオリンととても似た調弦だそうで
6
5
3
1
弦は綺麗に5度の間隔で並んでおり
4「1」
2「5」
弦は共振弦として役割で発生したと聞きましたが
真偽のほどはわかりません!
山本様
ありがとうございます。5度の関係と共振の関係、なるほどと思いました。
調弦の仕方にも、参考になりました。
ご指摘ありがとうございます。